隣にいたい。

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蓮の腕の中。 ドキドキもするけど、安心もする。 ずっと一緒にいたのに、離れて行った蓮が今はこんなに近くにいる。 誰も入れない距離に…いる。 「なぁ」 周りを気にしない蓮を見習って、私も気にしないで蓮だけを感じようと目を閉じかけた、その時、頭上から蓮の声が聞こえた。 目をパチっと開け、蓮の顔のほうを見る。 抱きしめられてるから、顔は見れないけど。 「ん?」 「…さっきのって、俺のこと好き、って意味?それとも彼女が出来ても、前と変わらず一緒にいたいって…意味?」 いきなり蓮に質問をされて、頭の上にハテナマークが浮かぶ。
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