【第一話】変わらない日常

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「んで、待ってた理由は?」 朝から私の椅子に座っていて、来た途端「遅い!」って言うくらいだから何かあると思い聞いてみた。 「…うん。あのね…」 予想通り何かあるっぽい。 しかもその何かは、言いにくいことなのかあさみはモジモジしている。 「…もしかして、浅尾?」 小声で聞くと、その途端あさみの顔が真っ赤に染まった。 「やっぱり」 私はニヤっとして、あさみに近寄る。 「何があったの?」
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