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あさみは中学の部活が同じで仲良くなった。
部活はバスケ部で、バスケの練習もたくさん一緒にやったし、それ以外もずっと一緒だった。
そしてあさみには好きな人がいる。
それは中学からずっと好きな、浅尾って同級生。
高校は同じだけど、クラスは違う。
よくあさみは浅尾のことになるとモジモジするから、すぐ分かる。
私があさみが口を開くのを待っていると、
「今週の…試合、ここであるんだって。観に来てって…言われた」
顔を真っ赤にしながら話すあさみ。
それが凄く可愛くて応援したくなる。
「ウソ!?やったじゃん!観に来てって凄い進歩!」
「うん!本当、緊張した…」
「でも頑張ったんだね」
「綾が来ないからね!」
「ごめんって…」
「しょうがないから許す!でも今週の土曜日は私に付き合うこと」
「今週?」
「…浅尾君の、試合…一緒に行くの!」
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