【第一話】変わらない日常

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「…何時って?」 「馬鹿!あんたの目覚まし、何回鳴ってると思ってんのよ!早く用意しな!」 「何の…用意?」 ピキっ 私の発言を聞いた瞬間、お母さんの眉間にシワが入ったのが分かった。 お母さんは今日一番の大声を出す。 「学校だろーが!!」 多分、近所には丸聞こえ… でもお母さんの大声でやっと状況が把握出来た。 「あ!今何時?…え?もうこんな時間?もう!何でもっと早く起こしてくれなかったの!?」 ベッドから飛び起きて、洗面所にダッシュする。 後ろから私に対しての暴言が聞こえるけど、今は聞いてる余裕もない。
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