【第一話】変わらない日常

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鞄を持って下に降りる。 「ご飯は?」 「食べてる時間ないでしょ!馬鹿!早く行きな」 「嘘!?食べなきゃ無理!」 「あんたが悪いんだからね!今日から2年生になるから起こさなくてもいいって言ったでしょ?!あんなに目覚まし鳴ってんのに、どうやったら寝てられるのよ!」 お母さんの小言で更に苛立つ。 確かに私もちょっとだけ…悪いけど、朝からそんなに怒らなくてもいいじゃん! 「もう、うるさいって!なんかないの?ご飯!」 「パンでも持って行きな。歩きながら食べるんじゃないよ!」 お母さんから投げられたパンをキャッチし、玄関にダッシュ。 はぁ…… なんでいつも、こうなるかなぁ…
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