隣にいたい。

36/53

164人が本棚に入れています
本棚に追加
/812ページ
頭の中が真っ白になる。 確かにさっき、あさみから、彼女が出来たと聞いたし… それに昨日もお母さんが、仲良さそうに一緒に帰ってた、って… ど、どういう…こと? 意味が分からなくて、目をパチパチする。 「綾?」 何も知らない蓮は、不思議そうに私の顔の前で手を振った。 「でも…作るって、彼女作るって言ってなかった?」 この前再開した時の蓮の言葉を思い出す。 特定の女の子がいるから、そう言ったのだとずっと思ってた… 「あぁ。あれは、綾が俺に相談しやすいように、てか、気を遣わせないように?」 ように?、と言われても分からない。 じゃあ、今まで私がモヤモヤしてたことって…全部なかったことなの?
/812ページ

最初のコメントを投稿しよう!

164人が本棚に入れています
本棚に追加