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「綾。顔見せろ」
そう言われ、無理矢理蓮に手をどかされる。
「もうヤダ!私…凄い、恥ずかしいじゃん…馬鹿みたい…」
恥ずかしくて泣きそうになる。
「馬鹿じゃねぇよ。俺、すげぇ嬉しいもん」
そう言う蓮の顔を見上げる。
蓮は嬉しそうに微笑み、私の髪の毛を撫でた。
「…嬉しい?」
「おう。俺のこと、好きってことだろ?…やっと念願叶った」
そう言って、またゆっくりと私を抱きしめた。
今度は優しく包み込むように…
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