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『特に千草は、慎也と仲がいいしね。』
「……大崎君?」
なんで大崎君の名前が?
『あ~あ、もう、周囲に関心がなさすぎると、これだもんな~』
……スミマセン
関心がないのではなく、情報源が少ないだけです
『とりあえず、営業で人気があるのは稼ぎ頭の第一営業部の面々。それから、第三営業部の慎也と加藤さん、木村さん、設計の…あたしの元カレ』
第二営業部は、不動産賃貸部なので女性営業さんが多いから対象外らしい
……大崎君、人気があったんだ
加藤さんも……
木村さんも……
うん、見た目は確かに格好いい、かも
『最近、慎也、千草とランチしないでしょ』
「うん、来ないね…」
『あれ、気を使っているんだと思うよ、千草を守るために』
あたしを…守るため…?
『変な噂であたしが泣いたの、見てるから‥‥ね』
そういう、事なの?
あたし、嫌われたとかじゃあないの?
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