26/45

57人が本棚に入れています
本棚に追加
/231ページ
「あたし…大崎君に、すごい社内で避けられていて…」 『うん……』 「同じフロアにいるのに、少し前みたいに話もしにくくなって…」 『…うん…』 「噂が面倒くさいからって言われてしまって」 『……ふむ……』 ポロポロ出てくる、大崎君への不満 理央は黙って聞いてくれていた 「どうしたらいいのか…わからなくて…」 『……うん……』 ため息がこぼれた 自分でも理央に何を話したいのか支離滅裂になっている 『千草は、誰を好きなの?』 …‥…‥ ‥…‥…え? 『ん~、ごめんね。大前提として。千草の好きな人が誰であろうと、あたしは応援するからね』 「……うん……」 『あたしは、大体分かったけど。千草はわかっていないみたいだから』 何を? 『慎也も社外では普通なんでしょ?』 「う、うん、多分」 『うん、ならば。社外でガンガン会って、同じくらい戸田さんともガンガン会えばいいよ』
/231ページ

最初のコメントを投稿しよう!

57人が本棚に入れています
本棚に追加