57人が本棚に入れています
本棚に追加
/231ページ
「あたし…大崎君に、すごい社内で避けられていて…」
『うん……』
「同じフロアにいるのに、少し前みたいに話もしにくくなって…」
『…うん…』
「噂が面倒くさいからって言われてしまって」
『……ふむ……』
ポロポロ出てくる、大崎君への不満
理央は黙って聞いてくれていた
「どうしたらいいのか…わからなくて…」
『……うん……』
ため息がこぼれた
自分でも理央に何を話したいのか支離滅裂になっている
『千草は、誰を好きなの?』
…‥…‥
‥…‥…え?
『ん~、ごめんね。大前提として。千草の好きな人が誰であろうと、あたしは応援するからね』
「……うん……」
『あたしは、大体分かったけど。千草はわかっていないみたいだから』
何を?
『慎也も社外では普通なんでしょ?』
「う、うん、多分」
『うん、ならば。社外でガンガン会って、同じくらい戸田さんともガンガン会えばいいよ』
最初のコメントを投稿しよう!