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会社の近くの駅に着き歩いていると、信号で大崎君と一緒になった
「おはよ、一緒の電車だったんだね」
にこっ、と挨拶をしたつもりがぶすっとした顔をされてしまう
「・・・同じ車両だったけどな」
「全然、気が付かなかった、声かけてくれたら良かったのに」
「・・・かけたけどな」「千草ぁ!おっはよ~」
理央があたしを見つけて大きな声で呼び止めたから、大崎君が何か言っていたのが聞こえなかった
信号が変わり、あたしを真ん中に三人で並んで歩きながら
「慎也もいたのっ。ね、ね、千草、今度の金曜日仕事明け暇?」
「うん、予定はないよ」
「よかった~、時間あけといて!」
「うん、どうしたの?」
「実はね、合コ・・・」「合コンなら佐久間は行かないぞ」
理央が言い終わる前に大崎君が被せる
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