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「あたしの買い物ばかりだけど、大崎君は何か欲しいものはないの?」 パスタをパクっと頬張りフォークを口に入れたまま 少し考え込んでから 「……特にはないな、今は」 と、残念な答え 「‥‥欲しいのが出来た時には、買い物付き合わせてやるから‥‥」 ‥‥上から目線なんだ? 『覚悟しとけよ』的発言? 「望むところだっ」 「ブフッ‥‥なんだよ、それ」 一緒に過ごすと見えてくる 大崎君のいろんな顔 その一つひとつが‥‥‥ ‥‥好き‥‥だなぁ と思う この「好き」がLoveなのかLikeなのか あたしはまだ、わからない ただ一緒にいる時は それだけで満たされて それがLoveでもLikeでも、どっちでもいいや って思えてしまう 今が満たされているならば‥‥
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