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買い込んだ沢山の荷物を抱えて
部屋の前まで送ってもらったのは夕方6時過ぎ
玄関先まで荷物を運んでもらう
「自分で持てないないだけ買うかな、お前は…」
「‥‥すみません‥‥」
玄関からリビングに荷物を移動させて、大崎君に謝りながら
部屋のチェックをしたりして
散らかしていないことを確認する
夕食まで一緒にいたかったけど、七時半から飲み会があると聞いていた
まだ‥もう少し、一緒にいたいから‥
時間があるなら
あと少しだけ‥‥
「‥‥お茶でも‥‥飲んでいかない?」
部屋に男性を招こうとしたのは
多分、いや、確実に
初めての事だった
自分で言ったその言葉を耳に聞いて、恥ずかしさがこみあげる
ああ、そういえば駅前のパン屋さんで買ったクッキーがあった
コーヒーならあるけれど、ミルクはない
大崎君がミルクを使うならどうしよう‥‥
いろんな事を考えながら恥ずかしさをまぎらわす
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