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「そーだ、そーだ、理央は悪くないぞ~」 理央と久々に会えた嬉しさからか、こういう人なのか 江川さんは、さっきから理央にアマアマを通り越してデレデレしている 「黙って理央を連れていった、あたしが一番悪いのはわかっているの…わかっているんだけど!!」 なんで大崎君が、あたしを睨んでるのか分からないよ 「でもっ、気に入らなかったのっ」 あたしも負けてはいられない 「……なぁにをだよ」 いつもより低いドスの効いた声… うわっ この威圧感、ハンパない 「何時だと思ってる?今、九時半だぞ」 それがどーしたっ 「6時から始まったデートが8時で終わるって、あるか?普通に考えて」 江川さんと理央がお腹をかかえて笑う
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