57人が本棚に入れています
本棚に追加
一気に捲し立て喉が乾いたから、いつの間にか来ていたおかわりビールをゴクゴクと喉を鳴らして飲んだ
理央があたしの隣で『ブラボー』と拍手をしていた
大崎君は……
気持ちを落ち着かせようとしているのか
軽く深呼吸をして
「俺は…わかった」
もう、あたしを睨んではいなかった
「俺はわかったけど、戸田が分からなきゃ仕方がないだろ?」
‥‥確かに、そうだ
あたしは、腹をたてて帰ってきてしまったから‥‥
戸田さんには失礼なことをしてしまった
「言いたいことやわかって欲しい事、黙っていたら…その先の関係、うまく作っていけないんだからな」
……ごもっとも、です
「……こじれたりしたら、誤解したりされたまま、嫌な思いだけが残るんだから」
………はい
「ちゃんと、自分の気持ちを伝えて、わかって貰え」
……わかって貰う……
最初のコメントを投稿しよう!