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「俺を、見てくれないか…一人の男として…俺のそばに…いて欲しい…」 「…はい…、そばに…おいてください…」 大崎君の瞳の中には…あたしが映っていた あたしの瞳にはきっと大崎君が映っているのだろう 「……大崎君を……好きです」 やっと、言えた 大崎君の両手の上に自分の手を重ねた 「ありがとう…」 大崎君が、笑顔になる 大崎君の『ありがとう』がくすぐったくて、嬉しかった 「……ありがとう」
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