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「だから、眼鏡をかけるよーになったのは女から容姿で判断されたからなんだろ？」
「うん」
あたしは、午後の外回りから帰ってきた大崎君をつかまえて
月曜日から居酒屋に来ていた
「したっけ、男からも外見で判断されてる気がして余計に警戒心が強くなったって言わなかったか？」
「・・・した？」
「した」
あたしったら、そんな事まで話していたのね
「だて眼鏡するようになったら彼氏と別れたって」
「・・・・言っちゃってた？」
「聞いちゃってた」
そうなんだ
あたしの外見が少しダサくなれば、女友達が増えるかと、だて眼鏡にしたら
『自分をよくみてみろ』
って、振られたんだ
それからは、あたしは
自分っていうのを出すのが苦手になり
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