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「今日は、泊まる準備してきたからね~」 理央は、大きめのカバンを肩にかけて大きく手を振っている 「いつもランチの時に何故か慎也がいて、ゆっくり話せないからね♪今日はゆっくり話そうね」 すごく目がキラキラしてるね、理央・・・ なんか、楽しんでるなぁ あたしは明日の事で頭がいっぱいなんだけど それでも、誰かに聞いて欲しかったからあたしには理央はすごく心強くて ファーストフードであたしの明日の事で盛り上がり お洒落をしてみたくても、今の手持ちでは限界があり、自分で選ぶと無難路線しか選べない事を話すと 「そーゆーことなら!服を見に行こう!」 理央の見立てで何着か服を買い ついつい、要らない物まで買ってみたり クレープを食べ歩いたり あたしは始終笑いっぱなしで理央も笑いっぱなしで 顔の筋肉も、腹筋も痛いくらいになっていた 「ね、あたしを泊めてくれる気になった?」 「ん~、しょうがないなぁ」 理央といる時間が楽しくて、泊まってくれる事を楽しみにしているんだけど 「・・・あたしに化粧の仕方をレクチャーしてくれるならね」
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