20/34

57人が本棚に入れています
本棚に追加
/231ページ
「まぁ、な」 笑い疲れたように涙を拭きながら 大崎君が衝撃発言をする 「無理だろうな、と思ったんだよ。絶対残すって。そしたら食べちゃうんだもんな、びっくりしたよ」 なんとっ! お腹がパンパンで苦しいあたしに 止めの一言 「アレ、女が完食しちゃ、ダメだって」 ガーン! 口をあけた状態で大崎君の顔を見て 大崎君はそんなあたしを見ていて 二人で大笑いしていた 「食べ物は残したくなくて」 「そういう時は言えば代わりに食べるから」 「そういう選択肢がなかった~」 お腹が落ち着いてから車に戻り 「お嬢様、デザートはいかがいたしますか?」 「胃袋、破裂するぅ」 さんざんからかわれながら 家の近くまで送ってもらう
/231ページ

最初のコメントを投稿しよう!

57人が本棚に入れています
本棚に追加