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「へぇ・・・理央にもそういう気配り出来るんだねぇ」 ・・・ちょっと、からかってみる 「その言い方、慎也みたいでイジワルぅ」 理央が、笑った この雰囲気が、楽しいと感じた 誰かと冗談を言ったり言われたり 大崎君とあたし、似ているのかな? 辛口を叩いている大崎君を想像してみて、あたしもそんな顔をしていたのかな、と思うと なんか笑えてしまう 「あ、千草、思い出し笑い?・・・日曜日の話、早く聞きたい~」 「ほら、周りがいるからまた今度ね」 ランチに、大崎君は来なかった 営業だからね、忙しいんでしょ。そもそも営業が昼時に社内にいる方が少ないんじゃない? なんて理央は言っていたけれど あたしはちょっと気になっていた あたしが、社食に来にくい空気を作ってしまったのではないだろうか
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