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時計を見て、少し悩む
戸田さんは起きているだろうか…
非常識な時間だけど、何時でもって書いてくれていたし、お礼だけでも伝えたい
迷いながら戸田さんにコールすると、すぐに電話に出てくれた
「……具合はどう?」
「はい、だいぶ良くなりました。ご迷惑をおかけして……」
戸田さんは、ハハハッと笑った
「迷惑とかはないけど…あ、…今は?汗かいたんじゃない?…着替えたりした?…熱は?計った?」
「あ…いえ、今、目が覚めたばかりで‥手紙を読んで‥」「じゃあ、まだ俺は起きているから、着替えて布団に潜ってから、また電話出来る?今良くなったつもりでも、ぶり返すといけないから…なっ、わかった?」
戸田さんはテキパキと話を進める
まるで、戸田先生に叱られている中学生みたい…
言われた通り軽くシャワーを浴びて着替えを済ませて、いつもより沢山着込んだ
体調は、まだ頭がボンヤリしているけれど寒気もひいて顔の熱りもない
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