懊悩

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今日も微笑ってる。 蕁麻姫と番犬が。 廊下で立ち話をしながら、A組の教室をさり気なく伺う。 高橋が何か言って、神無月が仕方がないなあと言う様に微笑む。 きっちり畳んだプリントを神無月が差し出すと高橋が両手を合わせて拝んでいる。 「七重、マジ天使。」 声が聞こえて、ぎりっと奥歯を噛む。 お前の天使じゃない。
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