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私、笠松奈々は、T高校に通う高2。
来年に大学受験を控え、受験勉強にせかされる毎日。
*
「なーなー、おっはよー!!」
「わあ!麻子、おはよ。麻子は朝から元気だね。」
麻子こと、水野麻子は同じ高2で、1番の親友だ。
麻子の美貌は、だれもが認めるほどの美しさだ。
「そういえば麻子、今日はいつもより元気だね。
どうしたの?」
「えっへへ~、聞いて驚くなよ・・・
光流と付き合うことになったんだ(^0^)=/」
「うそでしょー??」
手塚光流といえば、学年トップの秀才で、運動神経抜群の、完璧男子だ。
こんなんだから、学年全体からとてももてていた。
だから、麻子が付き合うことになって、とても驚いているのだ。
「どうやって付き合ったのさ?」
「えっ...。
あたしから、告っちゃった(照)
両想いだったみたいでさ...」
「ふーん(  ̄▽ ̄)
よかったじゃん
応援するよーーー」
*
そんな他愛ない話をしながら歩いていると、あっという間に学校についた。
教室に入ると、みんなの声が聞こえてきてた。
「おはよー」 「おっはー」 「おっす」
みんなが私たちに話しかけてきてくれた。
私たちも、それに返す。
しばらくすると、
キーンコーンカーンコーン
鐘が鳴り、先生が入ってきた。
「席に着けー。
今日は大学に行ける日なんだ。
注意事項を言うから、静かにしろー。」
「せんせー、どこの大学ですか?」
「M大学だ。この前HRの時いっただろ?
ちゃんと聞いとけよ。」
「はーい。」
また、前野君が先生に質問してるよ。
でも、M大かあ。
私、入りたいんだよなあ。
でも偏差値ギリギリだし、頑張んないとな…
なんて考えていると…
「じゃあ、以上で説明は終了だ。
移動始め!」
ヤバッ!何も聞いてなかった。
まあ、どうにかなるよね。
*
大学まではバスでの移動だった。
憧れの聖地についたー?
じっくり見ていかないと。
「えー、じゃあ、今日案内してくれる堂上さんを紹介するぞ。
堂上さん、どうぞこちらへ。」
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