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午後１１時
お、終わったー
どうにか、今日中に終わったよ。。。
ご飯も食べずにやったかいがあった。
お母さんに伝えてこようと。
リビングに行くと、お母さんがいた。
「お母さん！」
「どうしたの？」
「えっとね、言われてた勉強全部終わったよ。」
「よくできたね。
じゃあ、明日はデートに行ってきてよし！！」
「ありがとう。
って、なんでデートって知ってるの。
言った覚えなんてないのに。」
「うん、聞いてないわよ。
聞いたのは、麻子ちゃんとお出かけってことだけ。」
「じゃあ、なんで…。」
「娘のこと知らない親は、いないわよ。
奈々の部屋の掃除した時、カレンダーに書いてあったの見たから。
１２月２４日のところに、『デート』って書いてあったわよ。
ハートマークいっぱいで。」
「何で勝手に見てるのよー」
「大丈夫、大丈夫。
お父さんには言わないでおくから、明日は楽しんでらっしゃい。」
「う、うん。
ありがとうでいいのかな。」
「いいの。
そうだ、ご飯、食べる？」
「うーん。
いいや、お風呂入って今日は、寝るね。」
「うん、じゃあ、早く入っちゃいなさい。」
「はーい。」
私は、お風呂に向かったが、まだ、お母さんにデートがばれたことに驚いていた。
恥ずかしいから、隠しておくつもりだったのにな。
もう、しょうがないから、さっさと寝ちゃおうっと。
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