第1話

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背景で魔法をぶっぱなし、りったんが逃げ惑う。 そんな光景を無視して夢希達は静流に問いかける。 「お姉ちゃん。これは……なの?」 「アーッでやす!」 「急だから……だぜ…」 「うひゃーでやす」 「ははははっ!静流…………や」 「たすけてでやす!!!」 「……………はい?」 「夢佐嬢!やめるでやす!」 「だから!これは………なの!?」 「ぎゃピーでやす!」 「えっ?」 りったんの声がうるさい… そう思った夢希は理緒の目を見てうなづく。 「ちっ…め………な。フェレット!」 「ほわっ!慣れてきたでやす!!」 理緒はフェレットをアシストモードにするとそのまま振り上げ、りったん目掛けて振り下ろす。 「サンダーブレード!」 「もう当たらないでや……ぎゃぴぴぴぴびっ!!」 理緒の魔法は調子に乗り暴れまくるりったんに直撃し、腹を打ち付けたカエルの様にビタンと倒れこんだ。 「はい!静かになったぜ。」 「理緒さん!ナイスっ!」 お互いに親指を立て無邪気な笑みを浮かべる夢希と理緒。 「この…」 「でやす…」 「クソリス…」 「でやす…」 その後ろで夢佐はゲシゲシとりったんを蹴るのであった。
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