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涙目で夢佐の頬をスリスリするデルモントに夢佐はクスリを笑いながらトッポギを一つ箸で掴み、デルモントに与える。
「冗談よ。お食べなさい。デルモント。」
「じゅ!?じゅー!!ありがとうです。」
トッポギを両手で受け取り、むしゃむしゃとかぶりつくデルモント。
食べ終わった後に手をペロペロと舐める仕草が可愛い。
「ハハハハっ!いつ見ても微笑ましいなぁ!お前らは!」
ダンベルをまるで?の様にくるくる回し笑っているセナの足元に
鉄アレイを必死に支えている蟹が一匹。
セナのAASのバロンです。
「私達は筋肉で語り合っている最中だ!なぁ!バロン。」
「…ブクブク…」
バロンはあまり喋らない性格ですが一応喋れます。
「あらっ。それは身が引き締まっていて美味しそうね…
今年の冬は蟹鍋かしら…」
「ブク!!?」
バランスを崩したのかゴキャという鈍い音を立て、バロンは口から泡を吹きながら倒れ、痙攣しはじめた。
「えっ!?バロン!?しっかりしろ!バローン!!」
「あら…早速今晩蟹鍋かしら…」
「はう!?夢佐さん!冗談行ってる場合じゃないですよぉ~!」
不適な笑みを浮かべる夢佐にバロンを抱きかかえ同様するセナ。
その間でテンパる私。
これがマジックファクトリーのいつもの朝である。
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