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「お嬢!落ち着くでやんす!!」
私の肩で必死に私を落ち着かせようとするりったん。
いつ振り落とされてもおかしくないない状況で、必死に私の肩を掴み叫んでいる。
「そうだ!リステリン!アシストモード!」
「リステ…あ…」
名前を間違えられたショックでうっかり手を離してしまったりったんは、真っ逆さまに床に落ちていく。
「お嬢ォォォ…」
りったんは床に背中を強く叩きつけられぐったりしてしまった。
「リステリン!?」
私はりったんを拾い上げ必死に揺さ振り起こそうとする。
「しっかり!リステリン!傷は浅いわ!リステリン!」
背中を打撲したりったんは、一時的に目を覚ますと震えた手を私に向け、途切れ途切れな声で私に言った。
「お…お嬢…洗口剤を…杖には…カク…」
「りっ…りっぽーん!!」
りったんを必死に抱きしめる私の後ろで夢佐はしたり顔でつぶやく。
「あらあら…リスまで鍋に入りたかったのかしら…
デルモント!出来るだけたくさんトッポギを買ってきなさい!
今日は蟹とリスのトッポギ鍋よ!!」
「馬鹿野郎!人のAASを勝手に食おうとしてんじゃねー!」
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