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事を察した理緒がとっさにセナを止める。
「やめろ!」
「はなせ!カニ鍋が私を待っているんだ!!」
ジタバタ暴れるセナを見ながら夢佐はクスリと笑う。
「これだから貴女はからかいがいがあるのよ…」
「なに!?騙したな!!?」
「やっと能天気なあなたにも理解できたようね…
当たり前じゃない。バロンを食べるわけないじゃない。
りったんは軽く本気だけど…」
どうやら夢希の慌てる表情を最後にみたいらしい。
ニタリと笑い、小馬鹿にした様な目線で夢希を見る夢佐に夢希は、心中を悟り言い返す。
「そこまで言うなら止めないよ。
ただ…りったんのリミッターがきれた時…夢佐ちゃんは、ものすごいおデブさんになるからねっ!」
「で…ぶ………」
夢佐はその言葉に吐き気を催し、そのままひれ伏してしまった。
「私がキュッ、ボン、キュッになると?」
「違うよ?キュッ、ボン、ボンだよ?」
「うっ…ありえないわ…どんなに栄養がいっても、胸にはいかないと言うのね…」
勝ち誇った顔で夢佐を見下す私に夢佐は、不適な笑みを見せたち上がる。
「あまいわ!それは私だけでなくあなたもよ?絶壁さん。」
「ぜっ!?」
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