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「お嬢!大変でやんす!!」
「どうしたの?リスタート」
夢希はドールハウスの窓から不思議そうにりったんを覗き見る
「りったんですよ!それより、リミッターのストックが…」
りったんは、タンスの引き出しを抜きとし逆さまにして訴える。
「あー…
出社したらリミッターもらわなくちゃねっ。」
「でやすねっ!!」
青ざめた表情で、我に返ったりったんは、頭を抱え跪く。
「そうでやしたぁぁぁ!!!
夢佐嬢!リミッターが何処にあるか知っているでやすか!?」
「……知るわけないわ…」
全く興味なさそうにソファーに座り込む。
「セナ嬢ぉ~。理緒嬢ぉ~。」
縋るような目でセナと理緒にも尋ねるが苦笑いをするばかりである。
「ハハハ…お姉ちゃんが来るまで待つしかないねっ。」
「お嬢ぉぉぉ…
嫌でやんすよっ!」
りったんは尻をフリフリしながら嘆く。
だが、本来の姿でならいざ知らず、今の姿では見れたものではなかった。
「りったん…可愛くない…」
「おじょ…」
りったんが何時ものように泣きに入った瞬間世界が一変し、あたりは見知らぬ施設の前へと変わる。
「おぉ…お?」
りったん他、魔法少女の面々も辺りの様子の変化に驚き、目を見開いている。
「あれ?」
「なっなに?何が起きたの?」
不思議そうに辺りを見回す夢希と夢佐。
理緒とセナは一瞬どうじたものの何かを察しため息まじりの呆れ顔をしている。
「あれだ。静流だ…」
「あはははっ!間違いないな!」
「お姉ちゃん!?」
「静流お姉様が?」
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