第1話 神戸へ

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ある日の昼間。 俺「くぅ~、疲れたな。 俺は飯食ってくるから、皆のところに戻ってていいぜ」 俺はそう榛名に言った。 榛名「分かりました。じゃあ提督、また後ほど」 榛名は笑顔で答えると、提督室から立ち去った。 俺「さて、ゆっくりニュースあたり見ながら食うかね」 そう考えた俺は、テレビをつけ、弁当を頬張った。 すると、 キャスター「次のニュースです。 川崎重工は本日、神戸工場を11月解体すると発表しました。 社長によると、老朽化が進み、修理のしようがなくなった、ということです」 俺はそれを見つめながら、昼飯を食べていた。 そしてそれを食い終わり、 俺「あー、今日もうまかったな」 そうぽつりと呟くと、 榛名「提督!?」 いきなり榛名が飛び入りしてきた。 俺「どわっ!?落ち着け、どうした?」 榛名「あ…ごめんなさい。あの、提督、失礼ですけど用事とかありますか?」 俺「別に無いな。今日は至って暇だ」 榛名「あの、もし提督がよければ、連れていってほしいところがあるんです」 俺「そうか。まさか、神戸とか?」 俺は冗談気味にそう言うと、 榛名「えっ…?」 いかにも図星ですと言わんばかりに唖然としていた。
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