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ある日の昼間。
俺「くぅ~、疲れたな。
俺は飯食ってくるから、皆のところに戻ってていいぜ」
俺はそう榛名に言った。
榛名「分かりました。じゃあ提督、また後ほど」
榛名は笑顔で答えると、提督室から立ち去った。
俺「さて、ゆっくりニュースあたり見ながら食うかね」
そう考えた俺は、テレビをつけ、弁当を頬張った。
すると、
キャスター「次のニュースです。
川崎重工は本日、神戸工場を11月解体すると発表しました。
社長によると、老朽化が進み、修理のしようがなくなった、ということです」
俺はそれを見つめながら、昼飯を食べていた。
そしてそれを食い終わり、
俺「あー、今日もうまかったな」
そうぽつりと呟くと、
榛名「提督!?」
いきなり榛名が飛び入りしてきた。
俺「どわっ!?落ち着け、どうした?」
榛名「あ…ごめんなさい。あの、提督、失礼ですけど用事とかありますか?」
俺「別に無いな。今日は至って暇だ」
榛名「あの、もし提督がよければ、連れていってほしいところがあるんです」
俺「そうか。まさか、神戸とか?」
俺は冗談気味にそう言うと、
榛名「えっ…?」
いかにも図星ですと言わんばかりに唖然としていた。
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