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◆矢島さんについて◆
『さっちゃん先生』の愛称で親しまれていた矢島さん。
事件の後も矢島さんを慕う人は数多く、その素晴らしい人間性が至る所から垣間見える。
矢島さんは2007年の4月から内科医としてくろかわ診療所に勤務。
釜ヶ崎地区では有名な女医で、日雇い労働者やホームレスの人達を無償で診察、自分の給料で買った薬や寝袋を分け与えていた。
マザーテレサに憧れ(憧れというよりは尊敬に近い)自らクリスチャンとなった。
『私が一番大切なのは患者さん』というように、自らを呈してでも患者に何かあれば飛んでいくようなまさに医療現場の鏡と呼べる人だった。
そんな最中の自殺との訃報に周囲は驚きと戸惑い、と同時に疑心が駆け巡った。
西成署の自殺の見解には遺族だけでなく、ほとんどの関係者が疑問に思ったようだ。
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