145人が本棚に入れています
本棚に追加
美「いい、吉井?ウチらの役割は木下の前線部隊の援護でしょう?アイツらが戦闘で消耗した点数を補給する間、ウチらが前線を維持する。その役割を担っているウチらが逃げ出したりしたら、アイツらは補給ができないじゃない」
すげぇ。男である明久よりも男らしい。
明久も今の言葉に感動して涙を流している。(3割ほど。残りの7割は目の激痛が絞めてると思う。)
明「ゴメン、島田さん。僕が間違ってたよ。地獄(補習室)なんか恐れずにこの戦闘に勝つことだけを考えよう」
美「そこまで心配することはないわ。これは戦争よ。個人は弱くても多人数でいけば勝てるわ。」
その個人が弱過ぎて話にならんけどな。
明「まさに、ワン フォア オール
ホールインワンだね。」
1人がみんなの為にホールインワン決めちゃった。なんてアツい展開だ。
じゃねーよ。
明「行こう、島田さん」
美「その意気よ。吉井」
まぁ、いい感じにやる気が出てるしいいか。
『島田、前線部隊が後退を開始したぞ!』
美「総員退避よ。」
おいコラ、ちと待てや。
さっきと言ってること違うぞ。
最初のコメントを投稿しよう!