バカとDクラスと初戦争

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美「いい、吉井?ウチらの役割は木下の前線部隊の援護でしょう?アイツらが戦闘で消耗した点数を補給する間、ウチらが前線を維持する。その役割を担っているウチらが逃げ出したりしたら、アイツらは補給ができないじゃない」 すげぇ。男である明久よりも男らしい。 明久も今の言葉に感動して涙を流している。(3割ほど。残りの7割は目の激痛が絞めてると思う。) 明「ゴメン、島田さん。僕が間違ってたよ。地獄(補習室)なんか恐れずにこの戦闘に勝つことだけを考えよう」 美「そこまで心配することはないわ。これは戦争よ。個人は弱くても多人数でいけば勝てるわ。」 その個人が弱過ぎて話にならんけどな。 明「まさに、ワン フォア オール ホールインワンだね。」 1人がみんなの為にホールインワン決めちゃった。なんてアツい展開だ。 じゃねーよ。 明「行こう、島田さん」 美「その意気よ。吉井」 まぁ、いい感じにやる気が出てるしいいか。 『島田、前線部隊が後退を開始したぞ!』 美「総員退避よ。」 おいコラ、ちと待てや。 さっきと言ってること違うぞ。
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