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時間がとんだらしくマンションの入り口前。
俺と包帯を巻いた女子生徒、後ろには白の軽自動車。中には、こいつの両親が乗っていた。
「すまなかった。俺のせいでそんな怪我や怖い思いをさせちまった。」
「うんうん。確かに痛かったし怖かった。でも、大丈夫だよ。」
「それでも俺の「それに、」
「それに、春人は私を助けに来てくれた。カッコ良かった。だから
春人は私のヒーローだよ。」
そう言い残すとそいつは車に乗って去っていった。
間違いなくその言葉は、俺にとっての洗礼だった。
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