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半年がたった。
俺はまだ柵で囲まれてるベットにいた。しかし、柵などゆうに超えることができるため家の中を動き回っていた。
それをしてわかったことは
二階建てで書庫や事務室、あとは両親の部屋と他にも何部屋かあった。勿論風呂や洗面所、トイレなど当たり前のものはある。
俺が一番気になったのは勿論書庫だ。本棚が10数個あり、そこに本がびっしりと並んでいる。
魔法大全~初級、中級、上級。
魔法については他にもあったので、それらを見てみたいのだが、幾分背が届かない。これはまたの機会にしようと思う。
他に、床においてある本が幾つかあった。「勇者冒険記」「迷宮での歩き方」「適性について」…etc。気になったのはこれくらいだろう。タイトルは読めたのだが、中身は殆どわからない。読めない、というのもあるが一番大きいのは単語の意味がわからないということだ。この世界特有の言葉だからだろう。はやくよみたいものだ。
そして、柵を抜け出している俺。当然、見に来た両親は心配して探す。初めは攫われたのでは、などと言ってて、大変なことになった。しかし、少し経つと行く場所が殆ど書庫なのであまり心配しなくなったようだ。
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