49人が本棚に入れています
本棚に追加
…ように見えただけだった。
「りゅう~…」
女はソファから上半身を起こすと男の名前を呼びながら一ノ瀬に抱きついた。
香坂「誰かと間違えてんじゃね?でも確実に男だな(笑)」
一ノ瀬「抱きついてくれるのは嬉しいけど…ちょっと複雑だなぁ~…。」
一ノ瀬に抱きついた女は再び深い眠りに入ったらしく起きる気配はなくなった。
香坂「こりゃ起きねぇだろうな…。じゃあ俺、寝るから。そいつ起きたらどうにかしろよ。…一応言っとくけど、ここはラブホじゃねぇからな?」
一ノ瀬「それはまぁ、状況次第でしょ~。俺は来るもの拒まずの精神だし。」
香坂「だったら自分の家に持って帰れ。」
夜遅くにこんなバカな会話をいつまでも続けるのに疲れた俺は最後に一言言い放って寝室に向かった。
香坂「ヤったら出禁な。」
一ノ瀬「酷っ…」
最初のコメントを投稿しよう!