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見つかったあと、
思考が止まったのが3秒。
残り3人が来たのは2秒。
縛られるのが5秒。
ものの十秒で部室へ連れ込まれ縛られた。
「何故。君はそこにいたの?」
黒髪が綺麗な3年生と思わしき清楚な女子生徒が訪ねてくる。
「道に迷いまして」
そんな僕の返答に最初に見つけて来た、青髪の女子生徒がすかさずツッコミをいれてくる。
「重度の方向音痴か、この学校に迷う要素は無いのだが」
確かに校内図を見る限り子供でも迷わない間取りをしている。
「それはともかく覗かれたし職員室突き出す?私は返してあげようと思うけど。条件付きで」
そして、黒髪の女子生徒は残り3人の方を見てウインクをした。
察したかのようで
「部長がいいならいいよ」
「ならいいわね。君ゲー研部に入りなさい。これはお願いじゃ無くて命令よ?もし断ったら話を盛って職員室に突き出す」
盛ってて言っちゃってるよこの人。だが、今は自分の世間体が掛かっている。
「いいですよ。都合悪いですし。部活も決まってませんから」
「以外と素直ね」
「それと睡眠欲だけが取り柄ですから」
「ふふ、いい事よ」
そうして僕の忘れられない舞踏学園ゲー研部での生活が始まる。
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