第9話

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――大切な話? ドキッとした。 わたしを好きだって言ってくれている越中先輩が、大切な話をわたしにしようとしてくれてた。 ――それは、まさか……告白……? 「私は、悩んで……。でももうメールは開いちゃったし、雫ちゃんに連絡するのも、――いやだったの」 自分の好きな人が、後輩に告白するかもしれない。 それを知った時、わたしだったらどうしただろう。 同じことはしないかもしれない。 でも、つらい気持ちは変わらないと思う。 それで、――付き合われたら……。 仕事もやりにくくなる――。
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