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「書類に無駄が多い、やり直し。」
「ええー!そんなぁ!?」
「文句は言う暇があったら書類を書き直せ」
「ドンマイ、会長は仕事に関してはきびしいから(笑)」
今渡された書類を無表情で失格と告げ、無慈悲にも追い打ちをかけた青年の名前は高崎愁時。彼は私立カオス学園の生徒会長を務めており、カオス学園における最強の単体戦力である。
そして駄目出しを食らった黒髪碧眼で左手に包帯を巻いている少女の名前は篠津綺花菜。生徒会会計を務めてながらも大財閥の当主も務める健気な乙女だ。
「病葉副会長、君もだ。ぼーっとしてないで支援科に行って先生をしてこい」
「サーイエッサー!!了解しました会長!!」
花菜に余計な一言を送ったせいで愁時に突っ込まれた痩せ形の黒髪の青年は野田病葉。彼は副会長を務めており、最も愁時の近くにいる時間が長いため愁時の教育が最も行き届いており、会長の奴隷とも囁かれている。そのため愁時の命令には逆らえず今も直立不動の態勢で愁時の命令を受け入れた。
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