第1話

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ボーっとしながら、自分の番が来るのを待つか あ……拓の番だ 「えーと、自分…高橋 拓っていいます あいつとは超がつくほどの仲良しです!」 クラスの全員が俺の方を見る …………は? なに言ってんの、あいつ? 拓に向かって、「あの人、かっこよくない?」とか「私、タイプかも」とか女の子から聞こえてくるけど……やめといた方がいいのに みんな、俺みたいに拓の面倒、食らう前にやめとけって!! 「じゃあ、次は前田くん」 あーっ、めんどくせ もう俺の番かよ? 「あの……さっき無理矢理、紹介されました前田 玲音です よろしくお願いします」 もうだめだ…拓の意味不明な行動のせいで、俺の高校生活も終わったも同然だ
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