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「わりぃ……今日は帰らせてもらうわ」
すると拓は驚いた顔で俺に向かって
「玲音、お前は馬鹿か?
今日の下校の時ほどかわいい子に会うチャンスはないんだぜ?
考えてみろ? 今日は全部活が休みなんだ
……ということは、かわいい子に巡り会うチャンスなんだぞっ!」
そんなこと知ったことではない!
勝手にどうぞって感じなんですけど?
「玲音、中学ん時にあれほど女の子と付き合いたいって言ってたじゃんか?」
「まじで疲れたから、今日は帰らせてもらうわ
じゃあ、また明日な?」
俺は拓に向かって、疲れたふりをして見せると
「玲音が、そこまでいうならしょがなぇか……また明日!」
と元気よく手を振りながら、走っていった
俺はそれを見ながら、再び帰ることにした
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