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私は普通の女子高生。
見た目もいい方では無いし、
これといった物も無いし、
正直自分でもつまらない人間だと思う。
そんな私が変わる切っ掛けになった出来事が起こった。
引っ越してきて間もなく、
道に迷ってた所へ声をかけてきてくれた、
一人の男性がいた。
男性『何だか困ってるみたいだね?どうしたのかな?』
いきなりの事で驚いてしまった私は、
何も言えずにいた。
それでもその人は続けて声をかけてきてくれた。
男性『もしかして、道に迷ったのかな?』
私『は、はい・・引っ越してきて間もなくて迷ってしまいました・・・。』
男性『そうなんだ?で?どこに行こうとしてるのかな?僕が解る場所なら案内しようか?』
私『え?!で、でも、迷惑では無いですか?』
男性『迷惑だと思ってたら言わないよぉ』
優しい笑顔で言ってくれた。
私『あの、図書館に行きたいのですが、解りますか?』
男性『ああ!ちょうど僕も行こうと思ってたんだ、一緒に行こうか?』
えっ?!偶然?それとも私に気を使って言ってるのかな・・・。
ここで遠慮するのも悪いし、何故かこの人ともう少し一緒にいたいって思ってしまった。
私『あ、あの、お言葉に甘えてもいいですか?』
男性『もちろん!任せて!』
この人の笑顔はなんでこんなに優しいのだろう。
一緒に図書館に向かう事になった。
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