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楽しい会話のおかげで、美優達が待つケンの実家にたどり着くまで、時間の長さを感じなかった。
郊外の静かな街並みの住宅街の一角に車は止まった。
ケンが車から降りて、玄関のインターホンを押しながら
「ただいまーパパだよ!」
と呼びかけた。
しばらくして、玄関から奥さんの美優が出てきた。
「お帰りなさい!ケン」
にこやかに笑ってる美優は、スッゴく綺麗な人だった。
美優の足元から、小さな男の子が玄関から飛び出してきた。
「パパ~」
そう言って、その男の子は両手を上げてケンに近づいていった。
ケンは、素早くしゃがんでその男の子を軽々と抱き上げた。
ケンの息子の岬くんだとふーこはすぐわかった。
…んふっ!かわいい!
ケンさんに、ソックリ!
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