ふーこのロマンス-2

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「アハハハハ、積極的な人だったね。ふーこさんとは対照的な…。」 マルちゃんが笑いながら言った。 「でも、幸子のおかげなんです。私を外の世界に引っ張り出してくれたのは… ブラックブラックのバンドも、幸子が教えてくれたんです。 今は、私の方がハマってますけど… ずーっと、家の中ばかりでしたから、おかげで楽しみができました。」 「…結婚は?してないの?」 オニクが聞くと 「おかげさまで、まだ独りものです。母の面倒みているうちに、気がつけば、こんなおばさんになってました。」 笑いながらふーこが答えた。 「イヤイヤ、ふーこさんまだまだ、いけまっせ!」 と、ジュンが言うと 「そうですよ、人生これから、自分でおばさんだなんて言っちゃいけませんよ!ふーこさんは、素敵な女性ですよ」 そう言ってマスターはふーこにウインクを投げた。 「もう、お上手ですね!」 と、少しはにかみながらふーこは答えた。
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