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「アハハハハ、積極的な人だったね。ふーこさんとは対照的な…。」
マルちゃんが笑いながら言った。
「でも、幸子のおかげなんです。私を外の世界に引っ張り出してくれたのは…
ブラックブラックのバンドも、幸子が教えてくれたんです。
今は、私の方がハマってますけど…
ずーっと、家の中ばかりでしたから、おかげで楽しみができました。」
「…結婚は?してないの?」
オニクが聞くと
「おかげさまで、まだ独りものです。母の面倒みているうちに、気がつけば、こんなおばさんになってました。」
笑いながらふーこが答えた。
「イヤイヤ、ふーこさんまだまだ、いけまっせ!」
と、ジュンが言うと
「そうですよ、人生これから、自分でおばさんだなんて言っちゃいけませんよ!ふーこさんは、素敵な女性ですよ」
そう言ってマスターはふーこにウインクを投げた。
「もう、お上手ですね!」
と、少しはにかみながらふーこは答えた。
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