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ふーこは、マルちゃんに送られて、ボウモアを出た。
しばらく歩いていると、
「おーい、ちょっと待ってよ」
と、ケンが二人の後を追って走ってきた。
「ケンさん、どうしたの?」
マルちゃんが立ち止まって、尋ねた。
「ふーこさん、明後日って仕事?」
「いえ、休みですけど…」
「よかった!明後日一緒にドライブにでも行きませんか?」
「え!?」
「マルも一緒なんだけと…たまに、気分転換に…ね!」
そう言って、ケンはマルちゃんに目配せを送った。
「え?…私…いいんですか?」
ふーこは、突然の誘いに戸惑った。
「ケンさんは、旅行好きなんだ。連れのいない俺、いろんな所、よく連れて行ってもらってる。
楽しいよ!
俺達も久しぶりの休みなんだ。
…ふーこさんさえ良かったら…一緒に行こうよ!」
と、マルちゃんもふーこを誘った。
「…じゃあ…一緒に…お願いします。」
「そうこなくっちゃ!じゃあ、ここに朝7時集合!
今回は、美優と岬も一緒だから
たまには、家族サービスしないと美優に叱られちゃう。
じゃあマル、明後日な!」
そう言って、ケンは帰って行った。
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