8人が本棚に入れています
本棚に追加
ふーこは、マルちゃんの腕の中で目を覚ました。
目の前にマルちゃんのキレイな寝顔がある。
起こさないようにそっと起き上がった。
服を着替えて、台所に向かった、足元に喪服が脱ぎ捨てられていた。
昨夜の情事を物語っていた。
…私、ほんとにマルちゃんと…
喪服を片付けて、ふーこは少し遅めの二人分の朝食を作り出した。
しばらくして、マルちゃんが起きてきた。
「ふーこさん、おはよう。」
食事を作るふーこを、後ろから抱きしめた。
「ま、マルちゃん!危ない」
「だって、ふーこのエプロン姿、好きなんだもん!」
「だから、食事作れないから、
…マルちゃん?風邪ひくから服着て下さい!」
マルちゃんは、上半身裸だった。
「ハイハイ、風邪引いて熱だしたら、またふーこに座薬突っ込まれるから」
「もう!マルちゃん…」
二人は、そう言いあいながら笑った。
最初のコメントを投稿しよう!