ふーこのロマンス-2-2

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一方、ふーこの母の訃報を沙都から一足遅く聞いた流衣… 仕事の合間を縫って、ふーこのアパートを探し出し、アパートの前まで駆け付けた。 すると、二階のふーこの部屋の扉が開いた。 ふーこの部屋から、若い男が出て来た。 続いて、ふーこも顔をだす。 …ふーこ… 久しぶりのふーこの姿を見つけた流衣! 二人の様子を黙ってみていると、ふたりの見つめ合う様子にただならぬ仲だと流衣は直感した。 その男は、ふーこのオデコにキスをして、笑って手を振ってふーこの部屋から出ていった。 ふーこも嬉しそうに、男に手を振っていた。 そしてふーこは部屋の中に入っていった。 どういうことだ! ふーこはひとりじゃなかったのか… 流衣は、動揺した。 あいつは、誰なんだふーこ! あんな若いやつと… ふーこに会って真実を確かめたい… しかし、その真実を知るのも怖かった。 ふーこには、俺だけしかいない!そう信じていた流衣… 流衣は、あまりのショックにふーこに会うことが出来ず、その場を離れた。
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