5人が本棚に入れています
本棚に追加
曲の公開を終わらせ、流衣と顔を再び合わせる事になったマルちゃん。
「素晴らしい歌の提供ありがとう。」
まず流衣からマルちゃんに握手を求めてきた。
「いいえ、こちらこそ。」
マルちゃんは流衣の握手に応じた。
その時、お互いを見つめたまま無言の時間が流れた。
それは一瞬だったかもしれないがマルちゃんには凄く長く感じられた。
「マルくんだったっけ?
この後少し時間ありませんか?
下の喫茶店でコーヒーでもご一緒できませんか?」
「…そうですね…」
考えていると、社長が気がついて
「マル!行ってこい!後は大丈夫だから…」
社長は、大きなお得意様だから粗相のないようにとマルちゃんに耳打ちした。
最初のコメントを投稿しよう!