イケメン好きで何が悪い 第5話

ふーこのロマンス-2-2-2

ー喫茶店ー

奥の隅の二人掛けの小さなテーブルの席に２人は座った。

「コーヒーでいいかな？」

流衣はマルちゃんに尋ねた。

「はい。」

とマルちゃんは短く答えた。

流衣は両肘をテーブルに付けマルちゃんに顔を近づけた。

狭いテーブル…間近にお互いを見合うことになる。

「…仕事の事じゃないんだが、一度君に聞きたい事があってね…仕事忙しい中申し訳ないが…」

喋っている間、流衣はマルちゃんから視線を外すことは無かった。