ふーこのロマンス-2-2-2

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「…君は、ふーこと付き合ってるそうだね?」 流衣は、単刀直入に聞いてきた。 …やはり知っていた。ふーこがこの人に言ったのか… 今まで、何度も自分に向ける敵意的な視線は、そのためのものだと、マルちゃんは理解した。 「ハイ、付き合っていますが…」 マルちゃんも流衣をまっすぐ見据えた。 「どういうわけで、ふーこなんだ? 君みたいな人気のあるスターが、一回り以上離れてるおばさんと… 君ならもっと若くて可愛い子といくらでもつき合えるだろ。」 腕を組んで少し横を向いて笑いながら吐き捨てるように言った。 だが、目は笑ってない。 「年なんか関係ありません。俺はふーこさんを愛してます。」 マルちゃんは、まっすぐ流衣を見つめた。
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