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次の日、ふーこが部屋をきれいに片付け、必要最低の荷物を持って、ボウモアに向かおうと玄関を開けようとした。
その時!
玄関のチャイムが鳴る。
…誰?
「ふーこ!俺だ!」
…流衣!
自分が出ようとして開けたばかりの鍵のかかってないドアは流衣の手でいきなり開けられた。
「ふーこ!こんな時間からどこへ行く!」
ふーこの持った大きなボストンバックを見ながら流衣は怒鳴った。
「あいつの所へ行くのか!」
ふーこの両肩を掴む流衣…
「行かせない!あいつの所へなんか行かせない!」
そう言ってふーこをいきなり抱きしめた。
ボストンバックがふーこの手から離れて玄関に転がった。
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