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流衣は、ふーこの大学の時の友達、風花と美宇と沙都を連れて入ってきたのだ。
「ふーこ~!事故で入院してたなんて何にも知らなかったよ~」
そう言って、三人はふーこの近くに寄ってきた。
「もう、大丈夫なの?」
風花の言葉に
「ありがとう!だいぶ良くなってきたよ!」
仲のよい三人に会えてふーこは嬉しかった。
「流衣が、日本に帰ってきてたのもビックリだけど…またふーこと寄りが戻ってたとはね~」
ひやかすように美宇が言った。
「え?…」
「もう!とぼけちゃって!」
沙都が肘でツツイテきた。
「ふーこ!良かったね!流衣から聞いたよ。一緒にアメリカに行くんでしょ?」
ふーこの手を取って、風花も喜んでいる。
「うん…。」
「今まで、ふーこは苦労したんだから、その分幸せにならなきゃね~!」
沙都も嬉しそうに声をかける。
「流衣!今度こそふーこを幸せにしてあげてよ!」
美宇は、部屋の隅で仲良し四人組を眺めている流衣に声をかけた。
「ハイ、肝に銘じて!」
流衣は照れくさそうに答えた。
「いいな~ふーこは!
もうすぐ堂本グループの副社長夫人か~!」
沙都が羨ましそうに呟いた。
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