ふーこのロマンス-2-2-2-2-2

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流衣は、ふーこの大学の時の友達、風花と美宇と沙都を連れて入ってきたのだ。 「ふーこ~!事故で入院してたなんて何にも知らなかったよ~」 そう言って、三人はふーこの近くに寄ってきた。 「もう、大丈夫なの?」 風花の言葉に 「ありがとう!だいぶ良くなってきたよ!」 仲のよい三人に会えてふーこは嬉しかった。 「流衣が、日本に帰ってきてたのもビックリだけど…またふーこと寄りが戻ってたとはね~」 ひやかすように美宇が言った。 「え?…」 「もう!とぼけちゃって!」 沙都が肘でツツイテきた。 「ふーこ!良かったね!流衣から聞いたよ。一緒にアメリカに行くんでしょ?」 ふーこの手を取って、風花も喜んでいる。 「うん…。」 「今まで、ふーこは苦労したんだから、その分幸せにならなきゃね~!」 沙都も嬉しそうに声をかける。 「流衣!今度こそふーこを幸せにしてあげてよ!」 美宇は、部屋の隅で仲良し四人組を眺めている流衣に声をかけた。 「ハイ、肝に銘じて!」 流衣は照れくさそうに答えた。 「いいな~ふーこは! もうすぐ堂本グループの副社長夫人か~!」 沙都が羨ましそうに呟いた。
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